明治30年 |
伝染病予防法が制定されたのと平行して電話を消毒することが徐々に始まり、その4年後の明治34年鹿児島市に住む薗田氏が不動貯蓄銀行に勤める傍ら電話機送話口が唾液で汚れていることで、消毒をしないと不潔、不衛生であることから電話衛生事業が開始されました。
<逓信博物館の電話消毒のページ>
|
昭和26年 |
戦後、国民病として恐れられていた結核は昭和26年、予防などを目的に結核予防法が制定され、厚生省をはじめとして関係省庁や地方公共団体、各種関係団体、国民一人ひとりが結核の問題を認識し対策に取り組んでまいりました。 |
平成11年 |
感染症予防法が感染症の発生を予防及びその蔓延の防止をはかり、公衆衛生の向上及び増進を図ることを目的として制定いたしました。(平成12年伝染病予防法廃止) |
現在 |
厚生労働省では、「健康日本21」を推進し国民一人ひとりの健康の向上に取り組んでいます。感染症(結核・新型インフルエンザなど)はひとたび発生すれば個人のみならず社会全体に深刻な影響を及ぼすおそれがあることから公衆衛生の向上を呼びかけております。
一般に消毒は疾病の予防になることを立証することは難しく、実際には他の疾病に感染するのを防ぐものとして、古くから慣習で行われているのです。
このような背景で、電話消毒は明治時代から100有余年電話機送話口からの感染予防で広く皆様にご利用いただいております。
***予防は治療に勝る*** |